フローリングはお引渡し後、無添加ワックスを塗布していただくことを推奨していますが、浸透性ですので、
住まい始めてすぐに表面が磨耗します。
剥がれていくことはありませんが、撥水性や汚れ防止を保つためには、お客様でのメンテナンスが必要になります。
表面がガサついてきたり撥水しなくなると無添加ワックスを上塗りする必要がありますが、
あまり頻繁に塗りすぎるとベトつく場合がありますのでご注意下さい。
このある程度メンテをしないといけない、また伸びたり縮んだりするというのが、
合板のフローリングと決定的に違うところです。
しかしこの点こそが、年月が経ったときに差が出てくる大きな点です。
従来のプリント合板や樹脂で固めたれた材料は、新築時から年月が経つにしたがって
紫外線などによりどんどんと劣化していきます。
「風合いがでる」のではなく、劣化していくのです。
これに対し、無垢フローリングの良さはどんどんと「風合い」が出ていきます。
同じ年数を経ても雰囲気が出てくるお家と、ぼろぼろになるのを避けられないお家と考えたとき、
我々は次世代に自慢できるような雰囲気が出ているようにしたいと願っています。
マメに床拭きが出来るご家庭でしたら水ぶきだけでも問題はありません。
そのかわり水ぶきだけの場合、当然汚れやすいので注意が必要です。
古いお寺などを連想していただくと分かりやすいと思うのですが、縁台などはピカピカしていると思います。
それは小坊主さんらが毎日雑巾がけをしているからです。
最終的に使用し続けて磨いていくと表面も光沢が出るように変化していきます。
無垢フローリングのメンテナンスはどの程度必要ですか?
