COLUM コラム

2021.04.15

漆喰(しっくい)と珪藻土の違い

珪藻土は海の底で藻類(プランクトン)の死骸が積もって化石化した泥土のことです。
火に強いので、七輪や耐火レンガの材料として古くから使われていました。
吸水性・放湿性・断熱性の高い自然素材として注目を浴びていますが、自身では固まることができないので、接着剤を混ぜる必要があります。つまり使った接着剤の寿命がそのまま珪藻土の壁の寿命になってしまいます。
それに対ししっくいはそれ自体が化学変化して、元の堅い石灰岩と同じ状態に固まろうとします。
長い年月をかけて元の石灰岩にもどり、自然の中で生き続けるしっくい。
世界中で壁材として愛されている理由がここにあります。

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