COLUM コラム

2021.03.29

『しっくい』という壁材

漆喰(しっくい)は優れた機能で再認識されている伝統的な壁材です。
遥か5,000年前にさかのぼります。エジプトのピラミッド、ローマの都、
万里の長城等、石を積上げる時のモルタルとして使用され、後に壁材として使われるようになりました。
しっくいは、一般的に石灰岩が原料です。
石灰岩を焼くと生石灰になります。それに水を加えると消石灰になります。
鳥インフルエンザが発生した時に撒かれる石灰と同じものです。
それに糊材、スサ、骨材を加えたものがしっくいです。
施工後、空気中の二酸化炭素と反応して元の石灰岩と同じ硬い成分に戻ります。
牛乳と同じようなカルシウムを含む、人と親和性の高い成分です。

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