香月　香里

地元福岡県警察で８年間勤務する中で、たくさんのお悩みをご相談いただきました。

警察官だからと言って最初から本音を話していただけた訳ではありませんでしたが、「香月さんだから相談したい」と相談して下さる方が後を絶たず、私は警察官なのかカウンセラーなのか？そんな風に思ったこともありました。

前職での経験を活かし、どんな小さなお悩みにも寄り添い、最後までお悩みを解決した家づくりをしていきたいと考えています。

ではなぜ警察官から建築の道を志したのか、私自身のことについてお話したいと思います。

物心ついた頃から、私は駐在所で働く父の姿を見て育ちました。

駐在所でもあり自宅でもある我が家は、昼夜を問わず来訪者に対応します。真摯に向き合う父の仕事ぶりを日常的に見てきた私が、憧れを抱き始めたのは幼少の頃からと記憶しています。

父の背中を追いかけ大学では法律を専攻。しかし苦戦をし息が詰まることも・・・

そんな中、ゼミ選びを迷っている時にドイツ語やヨーロッパについて研究している教授と出会い、３年生の時に卒業論文のため、研修旅行として３週間ヨーロッパに行くことに。

初めての降り立った駅の窓から大聖堂を見た瞬間、衝撃が走りました！ケルン大聖堂は、ドイツで最も観光客が訪れる教会です。約６３２年の歳月をかけて、１８８０年に完成したケルン大聖堂は４０階のビルに相当する大きさを誇り、細部にまで装飾が施されています。また、内部も圧巻でした。多くの柱には美しい装飾が施され、窓には幻想的なステンドグラスを鑑賞することができました。

卒業論文のテーマに悩んでいた私は、「教会建築についてもっと学びたい！」と思うように。それほど、私はケルン大聖堂に衝撃を受けたのでした。

警察官になってからは、必ず年に１回以上、ヨーロッパの街並みを見るために海外旅行に行くことを楽しみに仕事に励んでいました。

そんな中、１年前に親孝行として母の夢であったイタリア旅行をプレゼントし一緒に訪れた際、アルベロベッロという町で『トゥルッリ』という建物に出逢いました。

なんとトゥルッリは床も壁も天井も屋根も地元で採れた石灰岩を使って建てられ、１６世紀に建てられてから現在も家やホテルとして使用されており、天然のもので作った家は長く人々に愛されることを知りました。

日本では、天然の素材だけで建てているのはお寺くらいなのかなとネット検索をしていると『無添加住宅』を発見！

海外で憧れの建物に出逢う度、「自分もこんな建物に囲まれて仕事をしたい！」という気持ちがぬぐい切れなかった私は、「この会社なら自分の憧れる家を建てることができる。諦めていた建築の道にやっぱりチャレンジしたい！」と建築への憧れが再燃してしまいました。

しかし、両親は「せっかく入った警察を辞めるなんて・・・」と猛反対。

「今まで通り旅行で海外を楽しめばいいのではないか。」と、なかなか認めてはくれませんでした。

そこで、私は両親を説得しなければなりませんでした。ただ自分の憧れということだけではなく、無添加住宅では、シックハウス症候群やアレルギーで安心して自分の家で暮らすことができない人に寄り添った家を建てることができる点を話しました。そうです、人のお役に立てることを強調したのです。

警察官は、事件を解決することで、人々が安心して暮らせる街を作っていきます。

無添加住宅では、身近なところで人々が抱えている悩みや困りごとに寄り添い、安心な住まいをつくることができる・・・

不安や問題を抱えている人に寄り添う仕事なのは一緒なんだと両親の説得に成功！！そしてようやく、「自分の人生だから、後悔しないように生きなさい」と認めてもらい、就職することができたのです。

インテリアデザイナー、インテリアアドバイザー、空間ディスプレイデザイナーの３つの資格を取得しました。

私には建築への憧れと強い情熱があります。沢山の建築物を見てきました。でも、その建物がどうしてその様に設計、作り込みされたのか分かりませんでした。

だから勉強しました。とにかく、「なぜ？なぜ？」の連続で勉強したのです。今は少しずつ「なぜ？」が分かるようになってきました。

「こんな雰囲気にしたい」「ここでくつろぎたい」等、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。お客様のご希望に合った空間を作り出せるよう、全力でご提案させていただきます。